稲穂祭(旧暦5月ウマチー)
沖縄奄美地方に梅雨明け宣言が出された。
古くから、その年の豊作祈願をする儀式が沖縄で執り行われるその日を迎える前にはちゃんと梅雨明けするのだから、気候変動と言われている昨今でも、自然の、地球規模で言うところの人智を超えたとてつもなく大きな流れは、現代人が危惧するほどには至っていないように思う。
それは決して楽観視している発言ではなく、あくまでも体感の話で。
“それでもまだ生きろ”
脳裏に何度もよぎるこの言葉
まだ生きろ。と
東京で生活していると、ときおり息苦しく感じることがあり
家族のために料理をしているときでさえも
小さな窓を開け 屋外の緑や空が見えていないと
その場に居ることができないと感じてしまうほど。
そんなときはほんの束の間、
空と緑を求めて外へ出れば
自然と深い呼吸ができている自分に気づく
『外はこんなに息がしやすいのだな』と、その度に思う。
「毎日がキャンプ生活」みたいに送ることができたなら
こんな風に息苦しさを感じることも少なくなるのかもしれない。
おそらく、色んなことがギリギリなんだろう。
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そんな今の私からカメラを奪ったら、
生きていないも同然。
私の写す写真は
見る人をその人本来の自分自身に戻す。
(久高島フボー御嶽 聖域入り口)
本来のあなたを、あなた自身が見失いそうなときには
私の写真を見てほしい
理由なんていらない
見たらすぐにわかるはずで。
理屈ではわからなくてもいい
そのとき、感じることがすべてで
(2023.3.7 久高島シマーシ浜 にて撮影)
いつでも ここに 戻ってきていいように
ここはいつでも開けておくから。